上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
弓は鳴り
弓は歌い
弓は奏で
弓は語る


戦争の日の前日。銀色の髪と黒い肌、気高く我侭なその男は去り際に一つこう言った。

「私の代わりに」

自らの弓にかけられたそれの調子は、きっといつもと大して変わらず。
悲観でも楽観でも諦念でもなく、あるいはその全てを込めて。
平然としたものだったろう。
【続きを読む】
スポンサーサイト
海産物はあまり好きでは無いのだが、これの肉は美味いと思う。
いわゆるかに味噌の部分は何か口に運ぶ気がしないけれど。

何故こんなものがといえば、某所からの土産物だ。
今回の戦争では焼き蟹が大量に出たらしい。
こう聞くと本当に平和だったんじゃないかという気がしてくるが、私の見えていないところでもそうだったのだろうか。

とりあえずカニの礼に言ったらアニマがいつも以上にわさわさになっていた。
謝肉祭、というのをやっているらしい。
食ってきた肉に感謝し獣を真似ると。


獣を象る。

(じっと骨兜を
【続きを読む】
空き室あり。どうぞご自由に。
【続きを読む】
火を入れた炉の傍ら、骨の兜を被った男が手の内のものを眺めている。

四角く薄っぺらいそれは、丁寧にハンカチで包まれていた。
手に持つ男のものとはとても思えない。実際別の誰かの物だろう。


形状からは、中身はカードのようだと思える。
だとしたらそれはタロットなのか、トランプなのか。
そして絵柄は何か、書かれている言葉は。

それとも全く別のものか。

もしくは、中身など無いのかもしれない。


男がハンカチを解こうとした手を半ばで止める。
ほんの少しだけ笑い、そして。

ハンカチごと炎の中へと放り投げた。
【続きを読む】
全国的な場で貼り紙がされているようだ。
内容はつまり、あれか。

「ルドラムに手を貸せ」と?

たしかにゲリラが味方につけば、その数だけ国民が増えたのと近い効果が出るわけだ。分からんでもない。
情勢的に見るとBAは圧倒的に有利だしな。

さて。
しかしルドラムには何の恩義も無いな。
大事なものがあるとすればそれはきっとビーストアークの方だし。
我々帝国を破った国なんだ、行く所まで行ってもらわなければ困る。

ああ、でも。

好き勝手やられるのも気に食わないわけだ。
彼等が頭を痛める一因になれるというならそれも悪くないと感じる。


・・・こういう場合本職傭兵な彼等はどうするんだろうな。
少し聞いて回ってみようか。

あれ。
終戦までゆっくりしてるつもりだったんだけど。
まぁまだちょっと早いが。

「おかえり」
待っているだけなんて出来なくて、今日も弓を担いで前へと出る。
けれど海の上なんて本当にどうしようもない。

足元が定まらない船上なんてもってのほかだし、泳いでいては矢を撃てない。

結局の所遠巻きに眺めるだけなのだけれど。


何か、こう。

何ていうか。


のどかだよな。


次からは弁当持参で行こう。
久方ぶりに(本当にどれくらいぶりだろう)一日かけて小屋を掃除してみた。大雑把に、だが。
昔に比べて置く物が増えて、飾るものも増えた。
傷も増えたし汚れもした。
小屋建てて結構経つのだから当然といえよう。


さて、空いてしまった二つの部屋。
どうしようか。
【続きを読む】
顔を出してきた。

戯れに高い所に連れて行かれたり
戯れに酒を飲ませられたり
戯れに雪合戦を弓でやってみたり

まぁ概ね皆元気そうではあった。


何人か戻ってこないものもいるようだが。


姉からの便りは絶えたらしい。

・・・いつかそうなるとは、思っていたが。
バレンタインに由祇と糸戯がチョコを持ってきた。
添えられた手紙を読んだ所キルナキからでは無くこの二匹からだという。

そういえば「両方女の子」と聞いたような。

まさか虫に好かれる事があろうとは思いも寄らなかった。
伝わっているのかさっぱりだが丁重に礼を言って受け取っておく。

何やら盾として使える位固いという。
ので数回コロシアムで世話になったところ、ひびが入ってきたので軽く融かして食べた。

前二つと違って普通だ。


女装したアイスブルーからは血?らしきものでKILLと書かれたチョコレート。

ハート型だったので手刀で叩き割った後さらに粉々にして精霊と一緒に食べた。
いや美味しかったよ?
「ゲテモノ」
【続きを読む】
炊き出しにようやく顔を出せた。
既に宴会の様相を呈し始めているようにも見えるが、そこはそれ。
しかし本当に甘いものが多く並んでるな。

結構好きだからいいけれど。

「ただいま」

と言って

「おかえり」

と言われた。
国は負けてるんだが塞ぎこんでる様子は特に無い。ドライだか何だか分からないのも傭兵気質からだろうか。
この辺が、どうも合っているなと思う要因のような気がする。
得難い距離感。

騎士が育つ風土では無いような気もするが、はてさて。
まぁ真っ直ぐ伸びるだろうと思うから心配はしないが。


のんびりするために入国当時から地味に気になっていた温泉へ。
男湯。

女湯と違って華が無いからか知らんがほとんど人の姿が無い。
観光に来てる奴もいないし当然か。
でも入ってて気分は良い。温泉は温泉だ。


久しぶりに丘に向かった。相変わらず月が綺麗。
満月からはちょっと欠けてしまっていたが、それくらいが丁度良いとしておく。
真円の月は幻想的だが少し怖い。

除紅さんは羽を片方失ったらしい。痛々しいがあのリザードマン相手にそれで帰ってこれたのなら上々だと思う。

羽を失ったといえばいつかの瓶の彼、どこで何をしているのだろう。
もうとっくに全て忘れてしまっているのだろうが。

そしてどうも罰ゲームに遭遇したらしく。
あの二人とはそう喋った事も無いから、あれでイメージが定着しそうだ。
女装はあそこじゃ定番になってるし、な。

アニマと傷の話を少し。

負い目に感じる事は無い。治っていく課程も含めて、この傷は大事だと思うし。
これもおかしな話だが。

カルトナージャと肉じゃがについて。
BAを出た時点で解放されたと思った私が甘かった。

腹をくくるべきか。


さて、チョコレートは早速食べつくしにかかろうかね。
【続きを読む】
華香から何かの包みを貰った。箱の中からかさかさと音がする。
かさかさと…

これで中身が例の黒い家庭内害虫だった時があったよな

嫌な事を思い出した。
まぁそういう事する相手じゃないから、ということで空けてみたところ、ちまい精霊とそう大きいわけではないチョコケーキが。

ああ、戦時に伝言届けてくれてた奴か?
何か茶を淹れたりとかできるらしいのでしばらく置いてみよう。


アイスブルーから血と戦慄のあれ。
挑戦状も兼ねてるんだろうか。

と言ってもBAはヘタしたら明日から戦争だろうに。
時機を見ろ時機を。
ていうか何でまだ女装してるんだ。


ところで並んだアイテムの後に鏡を見たら自分の肌までチョコ色に見えてきた。どうしてくれよう
マカディアから先日の礼にとチョコが届いた。
何をしたのか知らんが動く上に「あ”ー」とか発声している。
・・・あれだ。これは料理じゃなくて錬金術だろ。

また腹の中から声がするようになるんだろうか。
夏祭りを思い出すな。

リボンが巻かれているがどうやら装飾というよりは拘束のためらしい。
つまり間違った方向に上達した、と。
将来性はカルトを超えたな。


ドラバニア帝国ミスコン優勝者とその友達?から板チョコ。
と書くとすごいかな。

ちなみに優勝したのは蟲使いのキルナキ。


ではなくそのお付きの由祇。
例の白い毒蛾だ。

チョコレートを持ってきたのもそれと、二代目糸戯といった感じのちっこい蜘蛛。


何だこれ。

突っ込みどころしか無いな。
どんな顔をしていいものか、実は少し迷った。


それはともかく。
菓子も喉を通らなかったと言う華香さんにただいまと言って、菓子を。
重傷だったろう、存分に食ってくれ。

ついでにそれで許しt


あの状況下で豆だけは撒こうとしたその根性に敬意を表してマカディアに復讐に。季節柄豆は遅いなと思ったら麦チョコが並んでいたのでそれにした。
傷に障るなぁと思い左手の方で叩きつけにかかったが。

全弾口でキャッチされた。

あの動きは只者ではない。
ついでに最後のほうエサをやってるような妙な気分になったのは本人には伏せておこう。

次回はあらかじめ辛子玉を混ぜておく事にする。


そんなことをしている内に、まぁ別に男がチョコあげても問題無いよな、という結論に至りサイスにお返しを。

お前も三倍にして返すが良いよ。


なお投げた麦チョコが全部食われたと言ったら「普通だ」と返された。
私がおかしいのか。
きっと強さにも色々あって。


わかりやすいのは肉体的な強さや、魔法なんかの手段の強弱なんかだろうが、それとも違う世界がある。

うまく言葉には出来ないけれど、そう。

それでも「強いな」と感じる。

きっとその点において私はあの蓮の精の足元にも及ばないのだろう。
どう足掻いたって勝てやしまい。


自宅に送られていた傷薬は、ありがたく治療にあてさせてもらおうと思う。
【続きを読む】
誰かが「無くしたもの」なんて言っていたけれど。
私にとってはそうじゃない。

彼は私のものではないから。

だから何もしなかったし、何も言わなかった。
邪魔もしないし協力もしたくなかった。

出来なかった、というのとどちらが正しいかも分からない。

最後の声を聞いてくれたイヴリースさんと、彼の軍の元へと帰してくれたイオギオンには感謝しなくてはいけないな。
味方が彼等で、良かった。


葬送は今日行われると聞いた。


空いた部屋を通り抜けてくる風が、包帯の下の傷に沁みる。
―森を抜けた頃。

すっと、視界を大きな影が覆う。
さらに大きくなり行くそれの正体を見極めようと視線をあげれば、そこには。
雄雄しく翼を広げた、竜。

「…ああ」

見覚えがある。
初めて帝国に着いた時に、城門につっかえていた彼か。
影になってよく見えないが、誰か乗せているようだ。

自然と口元に笑みが浮かぶ。

…これも吹聴していないが、帝国へ移民したのには大きな理由がもう一つある。

「クロゼットに、クラトか」

この少年を、近くで見たかったのだ。


眩しげに目を細め、
彼等が降りてくるのを待った。
サイスにバレンタイン用という事で手作りのブツを貰った。
ああ、20人前後に送りつけるとか言っていたか。

せめてもうちょっと形に気を使って欲しいというか。
食うの?これ。


手紙が何通か。
お互い治ったら酒でもという話もあったが私は下戸だ。

まぁいいか。


これからの事はあまり考えていない。
薬草でも塗りたくりながら考えようか。

とりあえず、目下やりたい事をこなしていこう。

小屋の使い道から手紙の返事まで、やる事は色々。


鬼呼ばわりされて豆を蒔かれた仕返しもしないとな。
BAの連中とは一度戦ってみたかった。

驚くべき事に機会が来たから全力で挑んだ、それだけの話。
約束を守ってくれたのか。

何だろうね。
君の気高さには頭が下がる。

でも、だからってさ。
わざわざ敵に回った時に守ってくれること無いだろう。
それに体どころか命まで張る事は無いだろう。

どんな顔して良いか困るじゃないか。

私は君を誇りに思うよ。
今はそれだけ。
【続きを読む】
右腕が動かない?

誰がそんな事を言った。


いい加減学んで良い頃だろう。
人間は結構上手く嘘を吐く。
慣用句。

①弓に矢をつがえて射る。

②反抗する。そむく。楯つく。
 なお、言葉の対象は常に目上の者。
早いものだな、あれから40日以上が経つのか。

お前は移民申請がようやく通ってビーストアークへ。
私はその日に出した申請でドラバニア帝国へ。

あれだけ帰りたいと行っていた場所なんだ、迎えてくれた奴も多かったんじゃないか。

まぁ、お前の話は少し置いておこう。
私の方は唯一の当てだったクロゼットが真っ先に歓迎してくれて、あまり悪い気分ではなかったよ。
シャッフルの結果というのもあってか、思わぬ知人がいるには居たが。

入国果たしてその後はまぁ色々と遊ばせて貰った。
あっという間に始まった戦争もその国で向かえて無事勝利できた。

この国の連中は結構バラバラに好き勝手やってるが、手を差し伸べられるところではそうしようって気概はあるみたいだ。
傭兵が目立つから自然とそうなったのかもしれないが。
私も見ての通り結構好き勝手やらせてもらっている。

一度の戦争を通して色々見る事が出来た。おかげで気になる、というか気に入った相手も色々見つけることができた。喋るようになった相手もいるな。

この国の気風は結構私に合ってるみたいだ。国自体も気に入ってきている。愛着?とは少し違うが。

イオギオンやホラさんや華香さん、クロゼットにクラトと見てたい相手も多い。
新参者が何を言う、という話だろうが私は今のところこの国が好きだよ。


それで。

お前は、その場所で何を得たの。
【続きを読む】
神の方のトラブルだかで一日休憩。
とりあえずクロクラから回ってきてたバトンでもこなそうかね。

無条件バトン、だっけ?


それとクロゼットの作った地図にリンク。
ヤンギのところに抜け道。
【続きを読む】
だから人として戦う。
誰かに奪われるくらいなら、私が、この手で。


この手で?
【続きを読む】
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。