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BAに居た頃に訓練所にも顔を出してはいたが、魔法使いとやりあった事は無かった。ウチの部族には「呪い」くらいしかなかったので初の戦闘、なのだが。
厄介だな。

手段なんて詠唱前に叩き潰す、くらいしか思いつかない。
だから、一人じゃ多分どうしようもなかったろう。成り行きとは言え「二人」という現実はとても功を奏しているように思う。

生きて帰れたらクラトには何か奢ってやろう。


公国城門前には人が集まりつつあるようだ。
出来れば私も混ざりたいのだけど…まぁ、無理だろう。
しかし私の位置でこれならずっと後方、帝国を守る任についている彼らの煩悶はいかばかりか。
彼等のおかげで戦えているという現実を踏まえても、嘆くわけにはいかないな。

しかし。
城門前に辿りつけなくても。

いや。

辿りつきたくないのかもしれない。
死臭がする。
軋みが聞こえる。

豚や羊の死体なら幾らでも好きにするが良かろう。まだ許せる。
だが戦い果てた者達を、戦士達の亡骸を踏みにじり、魂を弄ぶなど。

抱えて生きる覚悟はあるのか。
人形とは違うというのに。

気付いているのだろうか。
それは戦場に在る全てへの冒涜だと。



「死んだら私もそうなるのか?」

ずっと前に通り過ぎた道。

それでも私は。

私は、今でもそれが怖い。
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