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なるほど、それは良い!
贅沢で、ちょっと自惚れにすぎるかも知れないけれど、俺にとっては最高の答えだ!
俺の見込みは間違ってなかったね、あはは!

そう、俺の色は――




楽しいイベントをありがとう。
関わり、話せた貴方がたに感謝を。
中々稀有な関わり方を出来たと喜んでいます。

そして手伝ってと頼んだら快く引き受けてくれた君ら。
愛してるよ、結婚しよう。  嘘だけど。


机の上に積み重ねられた物を見て、呆れた様にため息をついた。
自分が使う自室の机、それには随分と金をかけていたのだが…
長年使い込んできたそれを、今は訪問者の置き土産が台無しにしていた。

ため息をもう一度つき、何より許せないものへと手を伸ばす。
元は我が家の家宝であった、華美な円月刀。
あろうことか机に突き立てられていたそれをゆっくりと引き抜き、隣の鞘へと納めた。
詳しく検分せずとも分かる。曲がり、欠けた刃に血と汗と手垢で汚れた握り。
最早売り物にはなるまい。

「借り物を返しにきた、か」

先程訪問者の放った台詞をなぞる。
机にはさらに、剣と同じように薄汚れた衣服が置かれていた。
そして、レンタル料と称された一つの宝石。

なるほど。これであの訪問者は自分を買い戻したという事だろう。

事実、訪問者は笑っていた。
無茶苦茶な色の服を着て、どう見ても量産品の、飾り気の無い剣を持って。
それが王の持ち物であるとでも言うように、満足気に笑っていた。


自分は育て方を間違えた。
何度も考えた言葉をまた反芻し、机に積まれた衣服に手を伸ばす。

すると乱雑に畳まれた上着から、何かが転がり出た。
一際目を引くそれを、勿論彼は知っている。

「時は金なり」

日頃からの口癖を呟き、やけにカラフルな砂時計…いや、オイル時計をひっくり返す。
そしてオイル時計が静かに時を刻み始めるのと同時、底に刻まれた文字を発見した。

『金色 よりも』


…自分は育て方を間違えた。とある地方の豪商は、それをもう一度実感し…
間違えた結果が悪くないものである事に、思わず笑みを浮かべた。


「門を閉めて、警備全員に通達しろ。あいつが二度と戻ってこられぬように」

呼び寄せた部下にそう告げると一連の品を脇に退け、仕事を再開するため椅子に腰掛ける。
とりかかる前にもう一度、オイル時計を返した。



『色に 満ちた 時間を』


オイル時計は、極彩色の時を刻む。




「さぁーて、何処行こっかなァ?あはは!」
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2012/04/27(Fri) 02:34 |   |  #[ 編集]
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